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Li電池セルのOCV試験を大幅に短縮:自然放電を電流で測定
キーサイト・テクノロジーは、「TECHNO-FRONTIER 2017(テクノフロンティア)」で、リチウムイオンバッテリーセルの自然放電試験に関する評価時間を大幅に短縮できる測定システムを展示した。
評価時間は数週間から数時間へ、保管コストを節減
キーサイト・テクノロジーは、「TECHNO-FRONTIER 2017(テクノフロンティア)」(2017年4月19〜21日、千葉・幕張メッセ)で、リチウムイオンバッテリーセルの自然放電(OCV)試験に関する評価時間を大幅に短縮できる測定システムを展示した。
この測定システムは、DC電源アナライザーとマルチメーターを組み合わせた構成となっている。一般的に、リチウムイオンバッテリーセルの特性評価を行うため、セルを組み立てエージングを行った後にOCV測定を行い、良品と判定されれば出荷される。測定結果に問題があれば、いったん倉庫に保管して自己放電させ、数週間後に再度OCV測定を行い、良品、不良品の判定を行っていた。
同社が提案する測定システムは、セル電圧ではなく数時間後のリーク電流を測定する。これによって、従来は数週間要していた再測定、良否判定までの時間が、新たな測定システムを用いることで、数時間に短縮することが可能になるという。
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