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上司の帰宅は最強の「残業低減策」だ 〜「働き方改革」に悩む現場から世界を「数字」で回してみよう(41) 働き方改革(1)(3/11 ページ)

あなた(あなたの会社)は、「働き方改革」に本気で取り組んでいますか? 読者の皆さんの中には、「誰かの上司」という立場である方も極めて多いと思われます。そんな皆さんに伝えたい――。シミュレーションで分かった「残業を減らす最善策」、それは皆さんが今すぐ、とっとと帰宅することなのです。

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この連載でやりたい、こんなこと

 そこで、EE Times Japan編集部に、以下の連載の執筆方針を伝えて、了承をもらいました。

 この政府の掲げる「働き方改革」ですが、私は、政府が公開している資料から、以下の11項目を読み取りました。

 初回である今回は、これら11項目のそれぞれについて、(1)私が読みとった概要と、(2)私が(よく考えずに)直感的に感じた違和感と、そして、現時点で(3)私が「この連載でこんなこと(計算)ができなかなぁ」と考えていることについて、簡単に説明したいと思います。

1. 非正規雇用

 今でこそ「非正規雇用」は悪の代名詞のような取り扱いですが、ほんの10年程まえには、新しい労働形態と価値観を伴って、もてはやされていた時代もあったのです(テレビドラマ「ハケンの品格」など)。

2. 生産性向上

 「生産性」という言葉は、あちらこちらで使われていますが、その割に、その定義はよく分かりません。会社側からの視点であれば、「利益」か「生産量」か「生産時間(リードタイム)」かもしれませんし、あるいは従業員側の視点であれば、「時短」か「給与アップ」か「技能向上」のことかもしれません。

 政府の資料に出てくる「手形」だの「現金払い」と「生産性」の関連については、私には全く「???」です。

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