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IoTデータを横展開、新サービスの開発を加速へ事業部の枠超え狙うパナソニック(2/2 ページ)

パナソニックは、IoTログデータ解析用の社内クラウド基盤を新たに立ち上げた。同クラウド基盤でもって、各事業部門が別々に開発した製品やサービスから収集したログデータを、事業部、製品、サービスの垣根を超え、“横に”結び付け解析するという。

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“ヨコパナ”初のプロジェクト「HomeX」

 “ヨコパナ”でIoTサービスのイノベーションを量産する最初のプロジェクトとして、パナソニックはビジネスイノベーション本部の主導のもと、未来の住空間環境サービスの企画開発を遂行するプロジェクト「HomeX」を米国シリコンバレーで発足した。同プロジェクトについて公表するのは、今回のセミナーが初めてである。


シリコンバレーで発足したHomeXのイメージ 出典:パナソニック(クリックで拡大)

 同プロジェクトでは、宅内のビエラで受信中のテレビ番組をスマートフォンなどで宅外から視聴できる「VIERA TV Anywhere」、照明の明かりやエアコンの空調で心地よい目覚めをサポートする「おやすみナビアプリ」など、住宅関連IoTサービスで蓄えたログデータを“ヨコパナ”でつなぎ、新サービスの企画開発に生かす。


VIERA TV Anywhereのイメージ 出典:パナソニック(クリックで拡大)

 これまでパナソニックが展開してきた住空間関連のIoTサービスは9種あり、それらから75億件の住空間IoTログデータが既に集まっている。馬場氏は、「HomeXでは、ログデータを横に結び付け、いったんゼロベースで解析することで、ユーザーエクスペリエンス、ソフトウェアプラットフォーム、ハードウェアを再設計し、新しい住空間環境を提供していく」と語った。

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