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5G NRの標準仕様、初版策定が完了:ようやく本格的な開発がスタート
5G(第5世代移動通信)の新しい無線方式である「5G NR」の標準仕様の初版策定が完了した。これにより、5G NRの本格的な開発が加速するとみられる。
5G NR標準仕様の初版策定が完了
NTTドコモらは2017年12月21日、3GPP TSG RAN Plenary会合にて、5G(第5世代移動通信)の無線方式「5G NR(New Radio)」の標準仕様の初版策定が完了したと発表した。
発表したのはNTTドコモの他、Qualcomm Technologies、Intel、Verizon、China Mobile、富士通、ソニーモバイルコミュニケーションズ、NECなど30社。3GPP TSG RAN Plenaryとは、3GPPにおける無線方式の仕様を規定する技術会合である。今回策定が完了した初版では、5G NRのうち、LTEとの連携を含む機能が規定されている。
初版策定が完了したことで、5G NRの開発が本格的に進むとみられる。5Gの大規模なトライアルや商用化は、早ければ2019年にも開始される見込みだ。
2018年6月には、5Gの全ての機能を規定するものとなる「Release 15」の策定完了が予定されていて、3GPPはそれに向け、引き続き仕様策定の作業を進めていくとする。
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