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香港エレクトロニクス・フェアが間もなく開催アジア最大規模のエレ系見本市(1/2 ページ)

2018年4月13〜16日、香港で「香港エレクトロニクス・フェア(春)」と「インターナショナルICTエキスポ」が開催される。香港という地の利を生かしたアジア最大規模のエレクトロニクス系見本市である。数多くの電子部品メーカーや機器メーカー、技術系スタートアップ企業が、IoT(モノのインターネット)やVR(仮想現実)/AR(拡張現実)機器などを競うように展示する、一大イベントだ。

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アジア最大規模のエレクトロニクス系展示会

 2018年4月13〜16日、香港で「香港エレクトロニクス・フェア(春) (Hong Kong Electronics Fair (Spring Edition))」と「インターナショナルICTエキスポ(International ICT Expo)」が開催される。エレクトロニクス系のメーカーや技術系スタートアップ企業などを中心に3500社以上が出展する、アジアでも最大規模のエレクトロニクス系見本市だ。同展示会を開催する香港貿易発展局によると、2017年には、上記2つの展示会に、138の国と地域から9万4000人に上る来場者が訪れたという。香港エレクトロニクス・フェアは1年に2回、4月と10月に開催され、前者が「香港エレクトロニクス・フェア(春)」、後者が「香港エレクトロニクス・フェア(秋)」となっている。

「香港エレクトロニクス・フェア(春)」「インターナショナルICTエキスポ」の様子 出典:香港貿易発展局(クリックで拡大)

多数のスタートアップ企業が出展

 香港エレクトロニクス・フェアの最大の特徴の1つが、スタートアップ企業の紹介に注力している点だ。2017年に引き続き、今回もスタートアップ企業が集結するゾーン「Startup Zone」が設けられ、IoT(モノのインターネット)機器やロボット、VR(仮想現実)/AR(拡張現実)技術などを手掛けるスタートアップ企業が自社の最新技術を披露する予定だ。会場では、スタートアップ企業が、投資家やバイヤー、プレス向けにピッチセッションを行うコーナーも設けられる。

「Startup Zone」の様子 出典:香港貿易発展局(クリックで拡大)

 例えば香港のスタートアップ企業であるPeacifyは、赤ちゃん用の靴下を展示する。血中酸素濃度や体温、心拍といったバイタルサインをモニタリングできる靴下だ。集められたデータは、親のスマートフォンに送信され、異常な数値が見られた場合は直ちにアラートがいく仕組みになっている。中国のShen Zhen GLI Technologyは、異なる形状の物を持つことができるやわらかい手を持つロボット「Gomer」を出展する予定だ。


Peacifyの赤ちゃん用IoT(モノのインターネット)ソックス(左)と、Shen Zhen GLI Technologyのロボット「Gomer」 出典:香港貿易発展局(クリックで拡大)

 香港エレクトロニクス・フェアは、大きく4つのゾーンに分かれる。「Connected Home」「Robotics & Unmanned Tech」「VR」「Wearable Electronics」だ。Robotics & Unmanned Techでは、産業向けやコンシューマー向けのロボットから、カメラを搭載したドローン、電動スクーターなどが展示される。

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