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OEG、IATF16949対応の計測器校正サービス開始:国際標準「A2LA」の認定を取得
OKIエンジニアリング(OEG)は、米国試験所認定協会(A2LA)より「ISO/IEC17025」に基づく計測器校正機関の認定を取得した。
EMC関連測定器、ISO/IEC17025準拠の校正が可能に
OKIエンジニアリング(OEG)は2018年3月、米国試験所認定協会(A2LA:American Association for Laboratory Accreditation)より、「ISO/IEC17025」に基づく計測器校正機関の認定を受けた。これに基づき、自動車産業向け品質マネジメントシステムの国際規格「IATF16949」に対応する計測器校正サービスを開始した。
自動車業界においても、EMC(電磁両立性)対策が重要となるなど、測定機器に対する要求はますます多様化している。その上、これらの測定機器は測定値が正しく表示されているかどうかを確認するため、定期的に校正を行う必要がある。
OEGがこれまで認定を受けているJCSS(Japan Calibration Service System)では、EMC関連測定器の校正が認定項目に含まれていなかった。そこで今回、A2LAより新たに認定を受けた。これによって、EMC関連測定器のISO/IEC17025に準拠する校正が可能となった。
OEGが校正を行った測定機器には、JCSS認定に加え、相互承認協定(MRA)によって国際的に適用されるA2LA認定シンボル入りの校正証明書を発行することができるという。なお、IATF16949に対応した計測器校正サービスの価格は個別見積もりとなる。
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