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SCREEN、ディスプレイ製造装置・成膜装置の工場を建設:総工費約20億円の投資と発表
SCREENホールディングスは2018年5月8日、同社彦根事業所内に新工場を建設することを決定したと発表した。「総工費約20億円の投資」(同社)となる新工場は、2018年10月の完成を予定する。
SCREENホールディングスは2018年5月8日、同社彦根事業所内に新工場を建設することを決定したと発表した。「総工費約20億円の投資」(同社)となる新工場は、2018年10月の完成を予定する。
ディスプレイ製造装置と成膜装置の生産能力増強を図る
この投資について同社は、中国を中心として大型液晶テレビ、スマートフォンなどの販売が好調なこと、フレキシブルディスプレイがウェアラブル端末や車載用途などの分野で採用が期待できること、リチウムイオン電池などの2次電池の需要が今後も拡大基調にあること、を見込み決定したと説明する。
新工場では、大型ディスプレイやフレキシブルディスプレイに対応できるディスプレイ製造装置、成膜装置の他、2次電池用塗工装置、同社グループ会社の「SCREENラミナテック」が手掛けるディスプレイ後工程装置の製造を予定する。
同社はこの投資により、グループとして生産能力を拡大するとともに、組み立て費や物流費用などの諸費用を削減し、収益改善を目指すとしている。
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