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AGC、米Park Electrochemicalの基板材料事業を買収:約160億円で取得
AGCは2018年7月26日、米国Park Electrochemicalのエレクトロニクス事業を約160億円で取得することに合意したと発表した。
AGCは2018年7月26日、米国Park Electrochemicalのエレクトロニクス事業を約160億円で取得することに合意したと発表した。両社は既に株式譲渡契約の締結を行っている。
なお、買収は規制当局の承認を前提としている。
高速通信市場における部材メーカーとして事業拡大
Park Electrochemicalは、主要事業であるエレクトロニクス事業において、プリント基板材料であるCCL(銅張積層板)の開発を行う材料メーカー。米国、シンガポール、フランスに製造拠点を持ち、通信、ネットワークインフラ、自動車業界などに顧客を有する。従業員数は387人(2018年2月期)で、エレクトロニクス事業の売上高は7100万米ドル(同)。
AGCは、Park Electrochemicalについて「次世代高速通信において電気信号の伝送損失改善が必要不可欠となる中、それを実現する『超低損失CCL』に関する非常に高い技術力と高品質な製品ポートフォリオを有する」と評価。
今回の買収は、「大幅な需要の伸びや技術の進化が求められるハイエンドCCL市場において、AGCの有するフッ素やガラス材料などとPark社の製品、技術ノウハウなどを融合する」ことを狙ったとする。
AGCは、「Park社エレクトロニクス事業の取得を成長に向けた重要な一歩とし、次世代高速通信関連市場におけるハイエンド部材、ソリューション提供メーカーとして積極的に事業を拡大する」とコメントしている。
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