DRAM市場が好調、18年には1000億ドル超の可能性も:チップ市場全体の成長をけん引
市場調査会社によれば、価格上昇の波に乗るDRAM市場は、2018年に前年比で30%以上の成長を遂げ、1000億米ドル規模に達すると予測されるという。
市場調査会社によれば、価格上昇の波に乗るDRAM市場は、2018年に前年比で30%以上の成長を遂げ、1000億米ドル規模に達すると予測されるという。
IC InsightsとIBS(International Business Strategies)は、いずれもDRAM市場が1000億米ドルを上回るとの予測を発表した。ただし、1000億米ドルを超えるのは、IC Insightsは2018年に、IBSは2019年になるとみている。2017年におけるDRAM市場は、前年比で78%成長した。
IC Insightsによれば、2018年におけるDRAMの売上高は、前年比で39%成長し、1016億米ドルに達するという。同社は、DRAMの成長が、全ての半導体製品の成長をけん引し、2年連続となる大きな伸びに貢献するとみている。IC Insightsは、2018年のチップ市場全体は前年比で15%成長すると予測する。
一方でIBSは、2018年のDRAM市場の成長率は前年比で32.6%と予想。半導体市場の成長率は前年比で12.5%としている。
IC Insightsは、2018年のチップ全体の売上高において、DRAMの売上高が占める割合は24%になるとみている。次に大きな割合を占めるのはNAND型フラッシュメモリで、IC Insightsは、DRAMおよびNANDフラッシュを合わせると、2018年のチップ売上高と予測される4280億米ドルのうち38%を占めると発表した。
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