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IoT機器向けのセキュリティベンチマークが登場業界団体のEEMBCが発表

2つの重要なIoT機能(Bluetoothとセキュリティ)の消費電力について、Embedded Microprocessor Benchmark Consortium(EEMBC)から新たなベンチマークが発表された。

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 2つの重要なIoT機能(Bluetoothとセキュリティ)の消費電力について、新たなベンチマークが発表された。発表したのは、組み込み向けベンチマークテストの作成を手掛ける業界団体EEMBC(Embedded Microprocessor Benchmark Consortium)だ。EEMBCは、メンバー向けに、IoTセキュリティのベンチマーク「SecureMark」の詳細を作成しているさなかである。Bluetoothのベンチマークについては約1カ月後のリリースを予定している。

 SecureMarkは、TLS(Transport Layer Security)1.2ハンドシェイクの消費電力を測定する。TLSは、ArmやSynopsys、Analog Devices(ADI)などのメンバーが、代表的なセキュリティ機能と見なしている機能だ。SecureMarkでは、楕円曲線暗号とAES-128を使う11の機能を実行するためにかかる時間と、消費電力を測定する。

 スコアは、1000〜10万の範囲となる数値を、「SecureMark番号」に換算する。番号が大きいほど、高いスコアとなる。SecureMarkは、ソフトウェアスタックをチューニングしたり、最適な性能を持つハードウェアアクセラレーターを選択したりする際に役立つとしている。

 これとは別に、EEMBCはBluetoothについてのベンチマークもリリースする予定だ。IoTシステムのエンドノードで消費される電力にスコアをつける。具体的には、センサーデータを収集して処理し、Bluetoothを介してゲートウェイに送信するときの消費電力を測定するという。

 SecureMarkとBluetoothのテストはいずれも、EEMBCの「IoT Connect」をベースにしている。IoT Connectとは、EEMBCがIoT関連の3種類のベンチマークで使用している、ハードウェアおよびソフトウェアのテストフレームワークである。

【翻訳、編集:EE Times Japan】

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