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ET展は「エッジテクノロジー総合展」に位置付けを変更:2018年11月14日開幕へ(2/2 ページ)
組込みシステム技術協会(略称:JASA)は2018年8月29日、同年11月14〜16日の会期で開催する組み込みシステム、IoT(モノのインターネット)に関する展示会「Embedded Technology 2018/IoT Technology 2018」(以下、ET2018)の開催概要を発表した。会場はパシフィコ横浜(横浜市)。410社/団体の出展、2万6000人以上の来場を見込む。
「エッジテクノロジー領域で勢いのある人を招く」
カンファレンスについても「従来のように大企業の幹部だけでなく、企業規模を問わず、エッジテクノロジー領域で勢いのある人を招く形に改める」(カンファレンス委員会委員長山田敏行氏)。“クラウドからインテリジェントエッジへ”というコンセプトの下で「エッジ」「次世代モビリティ」「組み込みAI」「セキュリティ」「医療」などテーマの基調講演を実施。Intel日本法人技術本部長の土岐英秋氏、日本マイクロソフトのロドニー・クラーク氏、FogHorn Systems副社長の遠藤雄太氏らの登壇が決定している。
併催イベント内容も変更
ET展で恒例になっている「ETロボコン」や「ET/IoTアワード」などの併催イベントは今回も継続実施するが、「内容は、変更する」(渡辺氏)。例えば、技術者育成を目的に行っている「ETロボコン」「IoTイノベーションチャレンジ」については、組み込みシステム技術領域に限らず、クラウド連携や事業企画などまで網羅する内容を加える。
ET/IoTアワードについても、従来の表彰に加え、スタートアップ部門を新設する他、従来は会期中に行っていた受賞企業の発表を会期前の2018年10月末に発表する形式に変更している。
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