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見えない疲労やストレス度を1分で可視化、村田製作所:CEATEC JAPAN 2018(2/2 ページ)
村田製作所は、「CEATEC JAPAN 2018」で「疲労ストレス計」を用いて疲労とストレスの度合いを「見える化」するシステムのデモ展示などを行った。
全固体薄膜電池も展示
この他、サンプル出荷を始めたコイン型リチウム電池の「大電流タイプ」と「準耐熱タイプ」、開発中の全固体薄膜電池なども展示した。
コイン型リチウム電池は既に、「標準タイプ」と「耐熱タイプ」を供給している。今回追加した大電流タイプ「CR2032R/CR2450R」は、最大パルス放電電流が50mAで、標準タイプに比べて約2倍となった。放電時間は約3倍(45mAで3秒放電、33秒無放電のパルス放電時)である。このため、ピーク電流が高いLoRaなどLPWA(Low Power Wide Area)通信機器などの用途に向ける。
準耐熱タイプ「CR2032X/CR2450X/CR2477X/CR3677X」は、使用温度範囲を−40〜85℃に広げた。特に、CR3677Xは容量が2000mAhと大きく、主電源用途にも適している。準耐熱タイプは耐熱タイプに比べるとコストパフォーマンスに優れており、車載システムやスマートメーター、FA制御機器などの用途に向ける。
全固体薄膜電池は、スパッタ成膜技術で樹脂フィルム上に形成できるため、形状の自由度が高い。ブースに展示した試作品は直径が約3cmと7cmの形状で、LEDを点滅するデモを行った。IoTタンブラーやネイル、スマートコンタクトレンズなどに応用できる可能性を示した。
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