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2018年のエレクトロニクス業界を記事で振り返るいろいろあった1年でした……(3/4 ページ)

2018年のエレクトロニクス業界を、EE Times Japanに掲載した記事で振り返ります。

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7月


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 買収完了を目前に控えながら、まさかの時間切れ。Qualcommが、2016年10月に発表したNXP Semiconductorsの買収を断念しました。中国当局は、この買収を却下したわけではないのですが、承認が遅れていた背景には、米中間の貿易摩擦による影響も少なからずあったものとみられています。

 ソニーが、有効4800万画素のスマートフォン向け積層型CMOSイメージセンサーを商品化すると発表しました。画素サイズは0.8μm。ソニーはすさまじい勢いで半導体事業に投資していて、今後3年間で1兆円の設備投資を行うと発表しています。

 2018年に10周年を迎えた「Raspberry Pi(ラズベリーパイ、ラズパイ)」。ラズパイは今、産業用途での採用が、教育用途を上回っています。ラズパイの開発者であるEben Upton氏にインタビューした記事です。

8月


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 GLOBALFOUNDRIESが、7nm FinFETプロセス開発を無期限停止すると発表しました。これにより、最先端の半導体プロセス開発をめぐる競争は、Intel、Samsung Electronics、TSMCの3社に絞られることになります。この決定により、AMDは製造委託先をTSMCに切り替えることになっています。

 NECと日産自動車が、両社のリチウムイオン電池事業をエンビジョン・エレクトローズに譲渡すると発表しました。2019年3月末に取引が完了する予定です。

 室温の完全無磁場環境において操作エラーや環境ノイズに耐性を持ち、多量子操作ができる万能な量子ゲート操作に成功したとの発表です。室温で動作する汎用量子コンピュータや量子暗号通信などの実現に貢献できると、横浜国立大学は期待しています。

9月

 ルネサス エレクトロニクスが、IDTを約7300億円で買収すると発表しました。両社の事業、製品に重複はほとんどなく、ルネサスは、IDTのアナログ・ミックスドシグナル製品が今後のルネサスに不可欠だと語りました。

 加賀電子が富士通エレクトロニクスを買収すると発表しました。この直後に、UKCホールディングスとバイテックホールディングズが経営統合を発表。国内エレクトロニクス商社の再編が始まったことを象徴する月となりました。

 9月に開催されたNVIDIAのカンファレンス「GTC Japan 2018」のレポート記事です。8月に発表された新世代のアーキテクチャ「Turing」について解説しています。機械学習/深層学習のトレンドが大きな追い風となり、NVIDIAの勢いが止まらない1年でした。

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