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国内車載半導体シェア3位目指し、MCU拡販を強化Infineon Technologies(2/2 ページ)

Infineon Technologies(日本法人:インフィニオン テクノロジーズ ジャパン)は2019年1月16日、展示会「第11回オートモーティブワールド」会場で、車載マイコン事業に関する記者説明会を開催し、日本での車載マイコン(MCU)販売の展開を本格化させ、日本国内における車載半導体シェアを高めるとの方針を打ち出した。

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日本でのマイコン販売を本格化へ

 日本市場での車載半導体事業強化策についても、マイコンの拡販を柱に据える。「マイコンのデザインインを進めれば、顧客の開発の全体像が見えやすくなり、パワーデバイスの提案なども行いやすくなる」(神戸氏)とする。


神戸肇氏

 日本での車載半導体売り上げ規模(デザインインベース)は「順調に伸びており、2001年度から2024年度まで年平均成長率で18%を達成できる見込みになっている」(神戸氏)

 ただ、マイコンの売り上げ規模に限ると、「5年前から日本でのマイコンの取り扱いを開始したこともあり、現状はインフィニオン ジャパンの車載売上高の5%程度にすぎない」という状況だ。ただ、これまでの5年間は、サポート体制の立ち上げと並行した拡販だったため、「限られた顧客にのみに提案してきた」(神戸氏)という。


日本での車載半導体事業展開 (クリックで拡大) 出典:Infineon Technologies

 神戸氏は「サポート体制が整い、これからは販売代理店とともに、広く車載マイコンのデザインイン活動を行う」とする。「過去のデザインイン活動の成果により、今後、2024年度ごろまで、着実に日本における車載半導体売上高は伸びる見込みになっている。日本での車載半導体シェアトップ3入りは見えつつある状況」とし、第2世代AURIXなど車載マイコンの拡販を一層進め、日本での車載半導体シェアトップ3入りをより確実なものにしていく方針だ。

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