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JOLED、千葉事業所に後工程量産ライン構築を開始2020年稼働を予定

JOLEDは2019年4月8日、印刷方式による有機ELディスプレイの後工程量産ラインの構築をJOLED千葉事業所(千葉県茂原市)で開始したと発表した。同ラインの構築は、INCJおよび、ソニー、NISSHAを引受先とする第三者割当増資で調達した255億円の一部を充てるという。

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 JOLEDは2019年4月8日、印刷方式による有機ELディスプレイの後工程量産ラインの構築をJOLED千葉事業所(千葉県茂原市)で開始したと発表した。同ラインの構築は、INCJおよび、ソニー、NISSHAを引受先とする第三者割当増資で調達した255億円の一部を充てるという。

 JOLEDは現在、「世界で初めて」という印刷方式による有機ELディスプレイの量産ラインの構築を進めている(関連記事:JOLEDが石川に印刷有機EL量産工場、2020年稼働へ)。アレイ工程から印刷OLED工程までの前工程量産ラインについてはJOLED能美事業所(石川県能美市)で構築を進めている。

生産能力は月産約22万台


JOLEDがパイロットラインで製造した印刷方式有機ELディスプレイ(2017年12月撮影) (クリックで拡大)

 今回、モジュール工程や最終検査工程を行う後工程量産ラインを構築するため、ジャパンディスプレイ茂原工場内の延床面積3万4000m2のスペースに千葉事業所を設立。同事業所内で月産約22万台の生産能力を備える製造ラインを整備する。稼働開始は、能美事業所の前工程ラインの稼働開始時期と同じ2020年を計画している。

 量産ライン構築後、JOLEDは車載やハイエンドモニターなどの用途に向けて、10〜32型サイズの中型有機ELディスプレイを生産する方針。またJOLEDは、「新しく株主となったNISSHAは、フィルムベースのタッチセンサーを主力製品の一つとしており、JOLEDは今後、ディスプレイ向けタッチセンサーにおいて、NISSHAとの協業にも取り組んでいく」としている。

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