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マイクだけでキーワードを聞き分けるスマートマイクCEATEC 2019事前情報

2019年10月15〜18日にかけて、「CEATEC 2019」が千葉・幕張メッセで開催される。ノウルズ・エレクトロニクス・ジャパンは、マイクだけでキーワードを聞き分けるスマートマイクや高音質と小型化を実現したBA(Balanced Armature)スピーカーなどを展示する。

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「CEATEC 2019」が10月15日に開幕

 2019年10月15〜18日にかけて、「CEATEC 2019」が千葉・幕張メッセで開催される。2016年からのテーマである「CPS(サイバーフィジカルシステム)/IoT(モノのインターネット)の展示会」が、ことしも採用されている。

 CEATEC 2019の開催に先立ち、アイティメディアの製造業向け5媒体であるEE Times Japan、EDN Japan、MONOist、スマートジャパン、BUILTは、特設ページを設け、注目企業の見どころや新製品リリースなどの事前情報を紹介していく。

 今回は、ノウルズ・エレクトロニクス・ジャパン(以下、ノウルズ)の出展内容について紹介する。

マイクのみでキーワードを聞き分けるスマートマイク

 ノウルズは、マイクだけでキーワードを聞き分けるスマートマイクを展示する。音声が入力インタフェースとして使われるようになり、スマートフォンやスマートスピーカーなどのモバイル機器だけでなく、車載でも採用が進んでいる。同社が今回のCEATECで展示するスマートマイクは、認識率をより高めるために、MEMSマイクやマイクパッケージにDSPを内蔵したもの。これにより、マイクだけでキーワードを聞き分けることが可能になるという。さらに、高音質と小型化を実現したBA(Balanced Armature)スピーカーも展示する。


今回のCEATECで展示するMEMSマイク(クリックで拡大)

 CEATEC 2019では、AVS(Amazon Alexa Voice Service)認証された開発ツールである、「ノウルズ AISonic アマゾンAVS向けスマートマイクヘッドセット開発キット」も展示する。Bluetoothヘッドセットやヘッドフォンを開発、またはTWS(True Wireless Stereo)で音声起動を実現するための開発ツールで、「世界で最初にAmazonから認証を受けた」(ノウルズ)という。AMA(Alexa Mobile Accessory)Bluetoothプロトコルに完全に準拠しており、耳に装着するタイプのAlexaデバイスの開発を、極めて低消費電力なシステムとしてサポートする。

 Retune DSPのアルゴリズムにより、実際の使用環境で発生するさまざまなノイズ条件下でもWakeワード「Alexa」を確実に認識し、その後に続くユーザーコマンドを実行できるシステムを提供する。

 ノウルズが現在注目しているのは、音声入力が搭載される機器や、TWSの動向だ。「TWSでの複雑な機能を実現するためには音声コマンドが最適だと当社は考えている。また、小型化も求められており、ノウルズが持つBAスピーカーが、TWSの高音質化と小型化に貢献できると期待している」(ノウルズ)


小型のBAスピーカー(クリックで拡大)

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