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オンセミが20年Q1売上高見通し下方修正、新型コロナで9000万米ドルの経費削減の再建策実施

オン・セミコンダクターは2020年3月6日(米国時間)、2020年第1四半期(2020年1〜3月期)の売上高見通しを、同年2月に発表した13億5500万〜14億500万米ドルから12億7500万〜13億2500万米ドルに下方修正したと発表した。

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 オン・セミコンダクター(On Semiconductor)は2020年3月6日(米国時間)、2020年第1四半期の売上高見通しを、同年2月に発表した13億5500万〜14億500万米ドルから12億7500万〜13億2500万米ドルに下方修正したと発表した。新型コロナウイルス(COVID-19)によるビジネス環境の変化に伴う、潜在的な影響を盛り込んだ結果としている。

 今回の下方修正は、発表時点までに入手可能な情報に基づいている。同社は、「COVID-19による公衆衛生の見通しは不透明で、影響は増え続けている。このような条件下での企業への影響は予測が困難だ」との見解を示している。

 同社の社長兼最高経営責任者(CEO)、Keith Jackson氏は、「当社は、中国の旧正月休暇後の数週間に軟調な受注動向が見られたが、それ以来受注は回復しており、受注の大幅なキャンセルは見られていない。また、当社の中国に所在する工場では、正月休暇終了後の強制的な操業停止を実施後、通常の稼働レベルに戻っている」とコメントしている。

9000万米ドルの経費削減を実施へ

 同社はこの発表にあわせて、2020年第1四半期中に、年間約9000万米ドルの経費削減を見込む再建策を講じることを表明した。削減対象の大半は営業経費となるという。

 この経費削減は、2019年第4四半期決算発表時に公表した年間約2500万米ドルのコスト削減に追加するもので、四半期稼働率ベースで2020年末までの達成を予定している。

 同社は、「これらの再建策によりコスト構造の最適化を図り、ターゲットとする財務モデルに向けて前進することが可能になると考えている。目標とするコスト削減は本質的に構造的なものであり、需要の大幅な回復への対応力に影響するものではない」と説明している。

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