この記事は、2020年3月30日発行の「電子機器設計/組み込み開発 メールマガジン」に掲載されたEE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。
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いつか人間の脳に追い付くのか?
2020年3月に、Intelが約1億ニューロンの演算能力を備えた最新のニューロモーフィックリサーチシステム「Pohoiki Springs」を発表しました。Intelは、人間の神経細胞の仕組みを模したニューロモーフィックチップ「Loihi」を開発していますが、Pohoiki Springsには、そのLoihiが768基搭載されています。
※ちなみに、Pohoiki Springsのお披露目は本当は米国のイベントで行う予定だったのですが、新型コロナウイルスの影響で、イベント自体が中止となりました……。
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