2020年2月の半導体世界市場、前月比2.4%減:前年同月比では5.0%成長
米国半導体工業会(SIA:Semiconductor Industry Association)は2020年4月3日(米国時間)、2020年2月の世界半導体売上高の3カ月移動平均値が、2019年2月比で5.0%増、2020年1月比では2.4%減の345億米ドルだったと発表した。
米国半導体工業会(SIA:Semiconductor Industry Association)は2020年4月3日(米国時間)、2020年2月の世界半導体売上高の3カ月移動平均値が、2019年2月比で5.0%増、2020年1月比では2.4%減の345億米ドルだったと発表した。SIAの社長兼CEO(最高経営責任者)John Neuffer氏は、「2020年2月の世界半導体売上高は全体的に堅調で前年同月を上回ったが、中国市場の需要が大幅に減少した」と説明している。
新型コロナ影響で中国の減少顕著
売上高を地域別に見ると、同年前月比では日本が6.9%増、欧州が2.4%増の成長をみせた一方で、中国が7.5%減と大幅に減少。またアジア太平洋/その他も1.2%、米州も1.4%減となった。
前年同月比では、米州が14.2%増、日本が7.0%増、中国が5.5%増とそれぞれ大きく成長。アジア太平洋/その他は0.1%減、欧州では1.8%減となっている。
Neuffer氏は、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックが世界市場に与える影響を、売上高で完全に把握するには至っていない」とコメント。そのうえで、「半導体はわれわれの経済、インフラ、国家安全保障を支えており、治療法の発見や患者のケア、自宅での仕事や勉強を支援するために使用されている多くの先端技術の中心になっている」とも述べている。
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