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ADI、2兆2000億円でMaximを買収へ2021年夏完了予定

Analog Devices(以下、ADI)は2020年7月13日(米国時間)、Maxim Integrated Productsを買収すると発表した。買収は、Maxim1株に対し、ADIの0.63株を割り当てる株式交換で実施し、買収総額は209億米ドル(約2兆2000億円)になる。今後、両社の株主承認などを経て、2021年夏ごろの買収完了を見込む。

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 Analog Devices(以下、ADI)は2020年7月13日(米国時間)、Maxim Integrated Productsを買収すると発表した。買収は、Maxim1株に対し、ADIの0.63株を割り当てる株式交換で実施し、買収総額は209億米ドル(約2兆2000億円)になる。今後、両社の株主承認などを経て、2021年夏ごろの買収完了を見込む。

 ADIの直近の業績は、売上高60億米ドル(約6300億円)で営業利益率41%。一方のMaximは売上高22億米ドル(約2300億円)、営業利益率32%で、買収が成立するとADIの事業規模は80億米ドルを超える見込みだ。

 ADIは2017年に約15億米ドルの売り上げ規模を誇ったLinear Technologyを148億米ドルを買収しているが、今回のMaximの買収額はそれを上回る。

 ADI社長兼CEOのVincent Roche氏は今回の買収について、「フィジカルとデジタルの世界を橋渡しするというADIが掲げるビジョンの次のステップ。Maximは信号処理と電源管理の分野で定評のある企業であり、実績のある技術ポートフォリオと、デザインの革新に力を与えてきた印象的な歴史を持っている。ADIとMaximは、お客さまの最も複雑な問題を解決するという情熱を共有しており、両社の技術と才能を結集させることで、より完全で最先端のソリューションを開発できるだろう」と述べている。

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