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シリコンウエハー、2020年Q3は前四半期比で微減:SEMIが出荷面積を発表
SEMIは2020年11月2日(米国時間)、2020年第3四半期(7〜9月)における半導体用シリコンウエハーの世界出荷面積を発表。出荷実績は31億3500万平方インチで、2020年第2四半期(4〜6月)に比べ0.5%減少。前年同期比では6.9%の増加となった。
前年同期比では6.9%の増加
SEMIは2020年11月2日(米国時間)、2020年第3四半期(7〜9月)における半導体用シリコンウエハーの世界出荷面積を発表した。出荷実績は31億3500万平方インチで、2020年第2四半期(4〜6月)の31億5200万平方インチに比べ0.5%減少した。前年同期比では6.9%の増加となった。
SEMIは、SMG(SEMI Silicon Manufacturers Group)によるシリコンウエハー業界の分析結果を基に、世界出荷面積を発表している。直近の出荷面積を四半期ベースでみると、2019年第4四半期(10〜12月)を底に出荷面積は回復に転じていたが、2020年第3四半期は前四半期に比べ微減となった。
調査の対象は、ウエハーメーカーよりエンドユーザーに出荷された、「バージンテストウエハー」「エピタキシャルウエハーを含むポリッシュドウエハー」および、「ノンポリッシュドウエハー」である。
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