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アルプスアルパインとBroadcomがBLE測距技術で協業キーレスエントリーシステム向け

アルプスアルパインとBroadcomは2021年1月5日、両社がBLE(Bluetooth Low Energy)を応用したセキュアかつ高精度な測距システムで協業すると発表した。アルプスアルパインの広報担当によれば、具体的には、スマートフォンとBLEを活用した、自動車向けのキーレスエントリーシステムについて共同でマーケティングを行っていくという。

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 アルプスアルパインとBroadcomは2021年1月5日、両社がBLE(Bluetooth Low Energy)を応用したセキュアかつ高精度な測距システムで協業すると発表した。アルプスアルパインの広報担当によれば、具体的には、スマートフォンとBLEを活用した、自動車向けのキーレスエントリーシステムについて共同でマーケティングを行っていくという。


BLEチップを使用した高精度位置測位システムの評価キット。手前の2つの機器が、BLEを搭載した測位モジュール 画像:アルプスアルパイン

 アルプスアルパインは2020年10月27日に、BLEチップを使用した高精度位置測位システムの評価キットを発表した。今回の協業の一環として、この高精度位置測位システムをベースにしたデジタルキーシステムと、Broadcomのスマートフォン用Bluetooth/Wi-Fiコンボチップを組み合わせ、セキュアで高精度なキーレスエントリーシステムのデモを提供する。

 アルプスアルパインの広報担当は、同キーレスエントリーシステムによって、

  • BLEによる測距で、自動車との距離を計測できるので、リレーアタックを防止できる
  • 自動車と、運転者(=スマートフォンの保有者)の間の位置を測定できるので、パッシブエントリーがBLEのみで実現できる

という2点のメリットがあると説明した。

 アルプスアルパインは、第1次中期経営計画(2020年3月期〜2022年3月期)で取り組む新規事業の一つとして、CASE(Connected/Autonomous/Shared&Services/Electric)を挙げ、スマートフォンを活用したキーレスエントリーシステムの開発を進めている。「ただ、当社はスマホ用ICを手掛けていないのが課題だった。今回、Broadcomのスマホ用Bluetooth/Wi-Fiコンボチップを使うことで、実際にスマホを使う場合と同じ環境をデモで提供できるようになる。

 アルプスアルパインによると、デモは要望があればすぐに提供できる体制が整っているという。

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