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反逆の通貨「ビットコイン」を使ってみた踊るバズワード 〜Behind the Buzzword(10)ブロックチェーン(4)(3/6 ページ)

ブロックチェーンを理解するための手掛かりとして解説してきた「ビットコイン」。今回は、残件となっていた「ビットコインを実際に使ってみる」という実証実験の結果を報告します。ビットコインを1ミリも信用することができない私にとって、これは最初で最後の実証実験となるでしょう。

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果てしなく面倒くさい登録手続き

 ビックカメラのホームページには、「ビットコイン決済は、bitFlyer社のシステムを利用しています。ご利用には取引所での口座開設等が必要です」と記載されていました。

 『“貨幣”を使うのに、“システム縛り”かよ』と、初っぱなからガッカリしましたが、もう、ここは黙って記載されている通りに手続きを進めました。

 まずBitFlyer社のホームページの「無料アカウント作成」ボタンを押下して、メールアドレス等を入力すると、アカウント登録メールが届きます。そこに記載されているURLをクリックすると、パスワード設定画面が出てきて、それを入力すると、今度はスマホに数字列が飛んできますので、それをホームページから入力します ―― まあいわゆる窓口口座のようなものを作るのですから仕方がないことですが ―― 実に面倒くさい

“変顔”を求められる個人認証

 次に個人情報の入力です。

 私、個人情報の入力をする時には、いつでも特殊な記載をして、個人情報が流出した時の流出元が特定できるような、姑息な「ひっかけ」を仕込んでいるのですが、今回、(後述する)運転免許の記載内容と照合されて、記載不備で再提出を指示されました。

 つまり人間の目によるチェックも行われているようなので、入力事項は正確に記載した方が良いです(2〜3日ほど、無駄になります)。

 興味深かったのは、個人認証でした。

 個人認証するのに、郵送会社の人にやってもらうという選択肢のあったようなのですが、5日後になるとのことだったので、「クイック本人認証」というのを選びましたが ―― これが、なかなかに面白い。

 スマホで、運転免許証の写真の撮影を指示されるのですが、スマホ画面の中にフレームの枠線が出てきて、そこにピッタリ収まるようにアングルを決めるように求められ ―― きっちり決まらないと、スマホがOKを出してくれません

 さらに、運転免許証を斜め上から撮影する写真を求められます。その際に、運転免許証を持つ指や持ち方まで指示されます。なるほど、運転免許証の実物(×印刷物)を持っていることの傍証にはなるでしょう。

 本人の顔認証に至っては、正面写真だけでなく、顔を上に向ける動作や、横に向ける動作までも要求されます。これは写真(静止画)だけでなく、システムの方で連続写真(動画)として記録するためと思われます。

 これも本人認証方式としては ―― やり方はとてもアナログですが ―― ただの証明写真よりは数段、認証能力が高いと言えます。

 いずれにしても、午前4時に、自分の部屋でスマホに向かいながら、『変顔を何度も繰り返す父親の奇行なんぞ、年頃の娘たちや嫁さんに見せられないなぁ』と、憂鬱(ゆううつ)な気持ちになりました。

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