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反逆の通貨「ビットコイン」を使ってみた踊るバズワード 〜Behind the Buzzword(10)ブロックチェーン(4)(4/6 ページ)

ブロックチェーンを理解するための手掛かりとして解説してきた「ビットコイン」。今回は、残件となっていた「ビットコインを実際に使ってみる」という実証実験の結果を報告します。ビットコインを1ミリも信用することができない私にとって、これは最初で最後の実証実験となるでしょう。

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さっそく5000円を買ってみた

 次は、ビットコインを購入するお金の元となる銀行口座の登録です。

 私はネットバンク(ジャパンネットバンク)に口座を持っていますので、それを登録しました。この処理が完了したら直ちにBitFlyerのホームページから入金作業ができると思いましたが、大きな勘違いでした。この段階ではBitFlyerのシステムが「口を開けて入金を待っている状態」を作ったに過ぎません。

 実際には、ジャパンネットバンクのホームページから、ジャパンネットバンクが預金者に提供しているトークンキーを使ってBitFlyerの指定口座に振込を行わなければ、BitFlyerのシステムには入金できませんので注意してください。

 で、今回、私が入金したお金は5000円としました。“通貨”としての実験をするならこれで十分と考えたからです。私は、ビットコインを投資/投機対象の“暗号資産”として購入する意図は1mmもありません。私は(←ここ重要)ビットコインを1ミリも信用することができない人間だからです。理由は、これまでの3回の連載で、山ほど述べてきましたので、割愛させてください*)

*)ちなみに、私は「ビットコインを信用している人」をディスるつもりはありません。「ビットコインを信用する」のロジックにも十分な説得力があります。これは「好み」の問題です。

 ちなみに ―― 私が5000円分のビットコインを購入した瞬間、世界のどこかで、私の決済のおかげで、6.25BTC, 750万円……いや、今、あの時よりもレートが上がっているので、今なら2200万円分相当のビットコインを手に入れた人間がいる訳です ―― 不愉快な気分です。1%くらい私によこせ、と言いたい。

 ところが、5000円全部をビットコインの購入に割り当てたのですが、購入できたビットコインは3700円分だけでした。手数料に1300円を取られた、ということだと思います(まあ、そんなもんかな、と思っていますが)。

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