ニュース
Seoul Viosys、25Gビット/秒のVCSELを量産開始:5Gや車載LiDARなどの用途に提案
Seoul Viosysは、5G(第5世代移動通信)システムなどに向けて、25Gビット/秒の垂直共振器面発光レーザー(VCSEL)を開発、2021年第1四半期(1〜3月)より量産を始めると発表した。既に大手顧客3社より供給の初期認証を取得しているという。
大手顧客3社より供給の初期認証を取得
Seoul Viosysは2021年2月、5G(第5世代移動通信)システムなどに向けて、25Gビット/秒の垂直共振器面発光レーザー(VCSEL)を開発し、2021年第1四半期(1〜3月)より量産を始めると発表した。既に大手顧客3社より供給の初期認証を取得しているという。
開発した25Gビット/秒のVCSELは、用途に応じてシングルチャネルまたは4チャネルの構成で実装できる。4チャネルを実装すると、100Gビット/秒という大容量のデータ送受信機能を実現することができる。
VCSELは、5Gシステムにおいて超高速データ通信を可能にする光通信技術として注目されている。AR(拡張現実)/VR(仮想現実)や3Dセンシング、スマートフォン向けToFカメラ、車載LiDAR(ライダー)といった用途にも、その応用は拡大している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 30GHz送受信用光デバイスを開発、京セミ
京都セミコンダクター(京セミ)は2020年7月、波長850nmを用いた超高速30GHz送受信用光デバイスを開発したと発表した - 調整不要のパルサー/システム・ソースメーター
テクトロニクスは、手動でチューニング作業をしなくても、正確なパルスを出力できるパルサー/システム・ソースメーター「2601B-PULSE型」を発表した。 - ams、VCSEL採用の小型LiDARモジュールをデモ展示
amsは、「オートモーティブ ワールド2020」で、車載向けVCSEL(垂直共振器面発光レーザー)技術を用いた小型LiDARモジュールのデモ展示などを行った。 - レーザー照明市場、2027年に1兆1100億円台へ
照明用途の半導体レーザー世界市場は、2020年見込みの5534億円に対し、2027年は1兆1104億円規模に達する見通しである。矢野経済研究所が予測した。