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自動車業界のヒエラルキーを崩す「CASE」の皮肉電子機器設計/組み込み開発メルマガ 編集後記

自動車メーカーがヒエラルキーの頂点に立っているのは「偉いから」ではないですよね。

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 この記事は、2021年4月26日発行の「電子機器設計/組み込み開発 メールマガジン」に掲載されたEE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。

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自動車業界のヒエラルキーを崩す「CASE」の皮肉

 週刊東洋経済2021年3月27日号では、「全解明 半導体パニック」という特集が組まれていました。「半導体のことが、ビジネス誌でこんなにも大々的に取り上げられるようになったんだなあ」と少し感慨深く読み進めていた私は、自動車メーカーが半導体業界をどのように見ているのかを説明した部分で一瞬、目が点になりました。

 「『半導体はしょせんティア2かティア3の下請けと思っていた』自動車産業を監督する経済産業省の担当者は、自動車メーカーからの半導体業界への視線について、こう説明する。」(週刊東洋経済 同号p.54)/「『ルネサスは言うことを聞かなくなった』。自動車業界関係者はため息をつく。」(同p.55)という部分です。

 車載半導体メーカーがそれほど下に見られていることにあぜんとし、「いや、まさか。そんなことある?」という思いがぐるぐると渦巻いていました。

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