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Microchip、低消費電力のミッドレンジFPGAを発表エッジコンピューティング向け

Microchip Technologyは、消費電力が極めて小さいミッドレンジFPGAを発表した。高い処理性能を維持しつつ、同等性能の競合製品に比べて消費電力を最大で半分以下とした。

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「PolarFire FPGA」と「PolarFire SoC」の2ファミリ

 Microchip Technologyは2021年8月、消費電力が極めて小さいミッドレンジFPGAを発表した。高い処理性能を維持しつつ、同等性能の競合製品に比べて消費電力を最大で半分以下にした。

 新製品は、「PolarFire FPGA」ファミリと「PolarFire SoC」ファミリである。PolarFire FPGAファミリは、実装するロジックエレメント(LE)数によって、48Kから500Kまで5品種を用意した。12.7Gビット/秒に最適化されたトランシーバー、DDR4/DDR3/LPDDR3メモリやLVDSをサポートするCDRを備えたI/Oギアリングロジック機能、性能を強化したセキュリティIP、などを搭載している。

 PolarFire SoCファミリは、マルチコアRISC-Vを内蔵し、LinuxとリアルタイムOSを実行するための、2MバイトL2キャッシュを備えている。実装するLE数は25Kから460Kまでの5品種を用意した。この他、DDR4/DDR3やLPDDR3/4メモリのサポート、12.7Gビット/秒対応のトランシーバー内蔵、といった特長がある。

 新製品は、車載機器や産業用機器、通信機器、防衛システム、IoT(モノのインターネット)システムなどエッジコンピューティングの用途に向ける。PolarFire FPGAファミリやPolarFire SoCファミリを搭載した応用システムの開発者向けに、「Libero 2021.2ソフトウェアツール」なども用意している。

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