コラム
2026年には315億ドル規模へ、成長続けるCIS市場でシェア落としたソニーの行方は:モノづくり総合版メルマガ 編集後記
CIS市場は今後5年間、年平均成長率(CAGR)7.2%で成長を続け、2026年までには315億米ドルに達する見込み。
この記事は、2021年8月19日に発行した「モノづくり総合版 メールマガジン」に掲載されたコラムの転載です。
※この記事は、「モノづくり総合版 メールマガジン」をお申し込みになると無料で閲覧できます。
2026年には315億ドル規模へ、成長続けるCIS市場でシェア落としたソニーの行方は
Yole Développementが2021年8月に発表したCMOSイメージセンサー(CIS)市場に関する分析によると、2020年の同市場は207億米ドルと前年度比7.3%増の成長を見せた一方、首位のソニーグループが市場シェアを2ポイント失い、2位のSamsung Electronicsが1ポイント、3位のOmniVision Technologiesは2ポイント上げて差を縮める結果となっています。市場は今後5年間、年平均成長率(CAGR)7.2%で成長を続け、2026年までには315億米ドルに達する見込み。米国の輸出規制に伴うHuawei向け出荷減の影響が大きく影響した形ですが、これまで圧倒的首位を維持してきているソニーの今後が気になるところです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- amsジャパン、小型デジタルカメラモジュールを発売
amsジャパンは2021年8月、使い捨て内視鏡に向けた小型デジタルカメラモジュール「NanEyeM」を発売した。 - ソニーが営業利益見通しを上方修正、デジカメなど好調
ソニーグループは2021年8月4日、2022年3月期(2021年度)第1四半期(2021年4〜6月)決算を発表した。2021年度第1四半期は、エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション(以下EP&S」)分野と音楽事業で大幅増収があり、売上高は前年同期比15%増の2兆2568億円、営業利益は同26%増の2801億円の増収増益を達成した。 - 半導体好況はいつまで続くのか
WSTS(世界半導体統計)がこのほど公表した世界半導体市場規模予測は前年比19.7%増、2022年も同8.8%増とプラス成長が続くとした。2020年12月の時点の予測を大幅に上方修正したことになる。昨今の半導体市況を見れば、上方修正は当然と言える。だが、この状態がいつまで続くのか、2022年をどのように予測すべきか、ここで考えてみたい。 - ソニー、CMOSイメージセンサーの新生産ラインが稼働
ソニーセミコンダクタソリューションズは、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング長崎テクノロジーセンター(長崎テック)の敷地内に建設していた増設棟が完成し、CMOSイメージセンサーの生産を開始したと発表した。 - ソニーが20年度通期業績を上方修正、CMOSセンサーも想定上回る
ソニーは2021年2月3日、2021年3月期(2020年度)第3四半期(2020年10〜12月期)決算を発表するとともに、2020年度通期業績予想を上方修正した。 - 「スマホの多眼化」がコロナ禍を吸収?イメージセンサー市場の未来は
拡大を続けるイメージセンサー市場の今後の展望やそして新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大の影響について、市場調査会社OMDIAのシニアプリンシパルアナリスト、李根秀氏に話を聞いた。