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amsジャパン、小型デジタルカメラモジュールを発売使い捨て医療用内視鏡向け

amsジャパンは2021年8月、使い捨て内視鏡に向けた小型デジタルカメラモジュール「NanEyeM」を発売した。

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外形寸法は1.0×1.0×2.7mm、二次感染の不安も解消

 amsジャパンは2021年8月、使い捨て内視鏡に向けた小型デジタルカメラモジュール「NanEyeM」を発売した。

 NanEyeMは、外形寸法が1.0×1.0×2.7mmと極めて小さく、ピンの頭ほどの形状である。気管支鏡検査や泌尿器内視鏡検査、腎臓内視鏡検査などの用途に向けて開発した。「使い捨て」を視野に入れている。高いレベルで無菌性を確保しており、二次感染を防ぐことができるという。

 NanEyeMは、イメージセンサーと光学系をデバイスの先端(遠位端)に配置した「Chip-on-tip」方式の構造となっている。これにより、近位端に配置されたモジュールに比べ、画質が大幅に向上したという。また、広い視野(FoV)と広い被写界深度(DOF)を備えたレンズを採用することで、ひずみが少なく鮮明な画像を得ることができるという。

 さらに、デジタルLVDSシリアルインタフェースを採用することで高いSN比を実現。長尺ケーブルでのデータ伝送が可能となった。フレームレートは最大毎秒49フレームを実現しており、滑らかで遅延の少ない画像表示を少ない電力消費で可能にした。

カメラモジュールの外観と応用例 出典:amsジャパン

 この他、チップ上でアナログ−デジタル変換処理を行って信号を出力するため、A-DコンバーターICを外付けする必要はない。イメージセンサーは感度が高く、照明も少なくて済み、デバイス先端部の発熱も抑えられるという。モジュールに付属するケーブルは、最大3mまで長さをカスタマイズすることが可能である。

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