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STとUnilumin、LEDディスプレイ装置の開発で協力ST製の60GHz無線通信ICを採用

STマイクロエレクトロニクス(ST)とUniluminは、ST製の60GHz無線トランシーバーIC「ST60A2」を用いた「LEDディスプレイ装置」を共同で開発した。

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ディスプレイ装置の組み立てやメンテナンス作業を簡略化

 STマイクロエレクトロニクス(ST)とUniluminは2021年7月、ST製の60GHz無線トランシーバーIC「ST60A2」を用いた「LEDディスプレイ装置」を共同開発したと発表した。この製品は2021年内にも発売する予定である。

 Uniluminは、中国のLEDディスプレイメーカー。ディスプレイ装置内部のビデオリンクをワイヤレスで実現するため、ST60A2を採用した。ST60A2は、通信距離が数cm離れていても最大6.25Gビット/秒のデータレートで、ポイントツーポイントの通信が行えるという。

 このため、ビデオウォールディスプレイ装置などで、大容量の映像データを高速通信する用途などに適している。通信用のケーブルやコネクターが不要となり、ディスプレイ装置の組み立てやメンテナンス作業を簡略化できる。

 ST60A2の動作温度範囲は−40〜105℃と広く、産業機器などの用途にも対応する。消費電力は70mWで、完全なワイヤレスリンクを、少ない電力消費で実現できるという。パッケージは外形寸法が2.2×2.2mmと極めて小さい。


STとUniluminが共同開発したLEDディスプレイ 出典:Unilumin

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