この記事は、2022年2月10日に発行した「モノづくり総合版 メールマガジン」に掲載されたコラムの転載です。
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ArmとNVIDIAが作っているものは、エンジンとタイヤぐらい違う?
2022年2月8日、ソフトバンクグループ(以下、ソフトバンク)はNVIDIAへのArm売却を断念したと発表しました。
▼ソフトバンク、「Armで半導体史上最大の上場を目指す」
2020年9月のソフトバンクとNVIDIAでの売却合意以来、業界ではその弊害が多く指摘され、賛同する声は少数でした。そういう意味でも、今回の売却断念は業界にとって朗報でしょう。
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NVIDIAおよびソフトバンクグループは2022年2月8日(米国時間で同7日)、2020年9月に発表されたNVIDIAへのArm売却契約を解消したと発表した。「NVIDIAおよびソフトバンクグループは誠実な努力を続けてきたが、規制上の課題に鑑み、本契約を解消することに合意した」とし、規制当局の理解が得られなかったことを示唆した。