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キオクシアの3次元NAND、工場は通常稼働に回復:WDは「7エクサバイト減」と発表
キオクシアとWestern Digital(WD)はそれぞれ、2022年3月2日および3日(米国時間)に、一部の製造工程を停止していた四日市工場(三重県四日市市)と北上工場(岩手県北上市)の操業について続報を発表した。
キオクシアとWestern Digital(WD)はそれぞれ、2022年3月2日および3日(米国時間)に、一部の製造工程を停止していた四日市工場(三重県四日市市)と北上工場(岩手県北上市)の操業について続報を発表した。
キオクシアによると、両工場とも2月下旬には通常稼働へと回復。3次元NAND型フラッシュメモリ「BiCS FLASH」の出荷には影響が出るが、「顧客への影響を軽減できるように善処する」とコメントしている。
一方のWDは、主に2022年度第3四半期(2022年1〜3月期)および第4四半期(同年4〜6月期)にかけて、出荷量が記憶容量ベースで約7エクサバイト減少する見込みだと公表した。
これに伴い、WDは、2022年1月に発表した2022年度第3四半期の業績見通しも下方修正した。売上高は当初の44.5億〜46.5億米ドルから、42億〜44億米ドルに修正。なお、粗利益率(Non-GAAPベース)は変わらず、30.0〜32.0%のままだが、WDはリリースで、粗利益率の見通しには、製造停止の原因であった不純物混入の除去やそれに伴う調整などの関連費用として見込まれる約2億5000万〜2億7000万米ドルは含まれていないとコメントしている。
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