ニュース
ビシェイ、シャシー実装型巻線抵抗器を発表:EVのプリチャージや放電回路向け
ビシェイジャパンは、EV(電気自動車)のプリチャージ回路や放電回路に向けた、AEC-Q200規格準拠のシャシー実装型巻線抵抗器「RHAシリーズ」4製品を新たに発表した。
定格電力は最大50W、抵抗値範囲は0.1〜39.2kΩ
ビシェイジャパンは2022年5月、EV(電気自動車)のプリチャージ回路や放電回路に向けた、AEC-Q200規格準拠のシャシー実装型巻線抵抗器「RHAシリーズ」4製品を新たに発表した。
RHAシリーズは、シャシーに直接実装することができる。外部環境からの保護を目的とした完全溶接構造とモールド構造などを採用し、高い信頼性を実現した。動作温度範囲は−55〜250℃である。
新製品は、定格電力として7.5W品から50W品まで4製品を用意した。抵抗値範囲は0.1〜39.2kΩ、抵抗温度係数(TCR)は20ppm/℃、許容差は±1%である。製品の供給は既に始まっており、標準的な納期期間は8〜12週間になっている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ビシェイ、低容量のESD保護ダイオードを発売
ビシェイジャパンは、双方向非対称(BiAs)シングルラインESD(静電気放電)保護ダイオード「VCUT0714BHD1」を発表した。サイドウェッタブル端子付きの小型パッケージ「DFN1006-2A」で供給する。 - 「ROHM Solution Simulator」に熱解析機能を追加
ロームは、パワー半導体と駆動用ICなどを一括して動作検証できる無償のWebシミュレーションツール「ROHM Solution Simulator」に、熱解析機能を追加し、同社公式Webサイト上で公開した。 - 太陽誘電、車載用パワーインダクターを発表
太陽誘電は、車載用パワーインダクター「LCXHシリーズ」として、6サイズ64品種を商品化したと発表した。ボディー系や情報系システムの電源回路向けチョークコイルやノイズフィルターといった用途に向ける。 - 航空電子、銀めっき膜の摩耗を抑える新技術開発
日本航空電子工業は、電気接続部の銀めっき膜の摩耗を大幅に抑える新技術「wearzerO(ウェアゼロ)」を開発した。今後、電気自動車(EV)用急速充電コネクターや車載パワーライン系の大電流コネクターに適用し製品化を進めていく。 - 日本電波工業、3225サイズ差動出力水晶発振器を開発
日本電波工業は2022年4月、車載カメラなどの用途に向けて、3225サイズの差動出力水晶発振器「NP3225SAA/NP3225SBA/NP3225SCA」を開発、量産を始めた。 - 低静電容量、狭公差の車載イーサネット向け高ESD耐量バリスタ
TDKは2022年3月22日、小型、低静電容量および狭公差の車載イーサネット向け高ESD(静電気放電)耐量チップバリスタ「AVRH10C101KT4R7YA8」を開発したと発表した。ESD耐量は2万5000Vの高耐圧で、静電容量範囲は4.7±0.57pFという狭公差を実現。OPEN Allianceの、車載イーサネット100BASE-T1向けESD保護部品の規格に準拠している。