「embedded world 2022」がドイツで開幕:2年ぶりのリアル開催
組み込み技術の展示会「embedded world 2022」(ドイツ・ニュルンベルク)が2022年6月21日に開幕した。2年ぶりのリアル開催となった今回は、39カ国から724企業/団体が出展し、組み込みシステム開発の分野における最新トレンドを紹介している。
組み込み技術の展示会「embedded world 2022」(ドイツ・ニュルンベルク)が2022年6月21日に開幕した。2年ぶりのリアル開催となった今回は、39カ国から724企業/団体が出展し、組み込みシステム開発の分野における最新トレンドを紹介している。
同展示会は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大の影響から2020年、開催地ドイツを代表するInfineon Technologiesをはじめ、NXP SemiconductorsやSTMicroelectronicsなど大手を含む多くの企業が出展を見送る中で開催された後、2021年にはデジタル開催のみとなっていた。
今回は当初予定していた3月から6月へと開催時期を延期したものの、2年ぶりのリアル開催を決定。出展者数は724社/団体で、コロナ前の2019年(42カ国から1117社/団体)や2020年(約900社/団体)と比べると小規模になったが、業界を代表する大手企業は軒並み出展。久々のリアル開催とあって、会場は熱気に包まれている。なお、今回は、デジタルプラットフォームも用意したハイブリッド開催になっている。
今回の展示会のモットーとして掲げるのは「reunited(再会)」だ。主催のNurnbergMesseイベントマネジャー、Benedikt Weyerer氏は、「embedded worldの成功は、われわれが直接、組み込みコミュニティーの新しいトレンドや開発を見極め、取り込み、形にすることにある。embedded worldが、再び世界の組み込み業界のコミュニティーの場となることをうれしく思う」とコメントしている。
初日の2022年6月21日には、組み込みシステムにおける革新的な製品を表彰する「embedded award 2022」が発表され、NXPの16nmFinFETプロセス技術に基づくリアルタイムプロセッサ「S32Z」および「S32E」がハードウェア部門で受賞した。
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