ニュース
車載向けディスプレイコントローラICを開発:統合コックピットシステムに対応
ソシオネクストは、車載向けのスマートディスプレイコントローラIC「SC1721/SC1722/SC1723シリーズ」を開発し、サンプル出荷を始める。自動車の統合コックピットシステムに向けたICで、機能安全規格「ISO 26262」にも準拠している。
デイジーチェーン接続が可能な「APIX 3 SerDesrepeater」機能を搭載
ソシオネクストは2022年7月、車載向けのスマートディスプレイコントローラIC「SC1721/SC1722/SC1723シリーズ」を開発し、サンプル出荷を始めると発表した。自動車の統合コックピットシステムに向けたICで、機能安全規格「ISO 26262」にも準拠している。
同社のスマートディスプレイコントローラICとして、第4世代になるSC1721/SC1722/SC1723シリーズは、複数のスマートディスプレイコントローラICをデイジーチェーン接続できる「APIX 3 SerDesrepeater」機能を新たに搭載した。これにより最大4台のディスプレイを連係させて接続することができる。
また、独自のSEERIS 2DグラフィックスIPに統合されている「Local Dimming」機能によるLED制御やピクセル補正、Warp mapの動的補間を含む「Warping-on-the-fly」などを搭載。画質改善だけでなく画像補正にも対応した。
関連記事
- ソシオネクスト、60GHz電波式測距センサーを開発
ソシオネクストは、人の位置や動きを高い精度で検知できる60GHz電波式測距センサー「SC1240シリーズ」を開発した。2022年第2四半期からサンプル品の出荷を始める。 - ZETA通信を利用したクラウドタグ向けLSIを開発
ソシオネクストと英国ZiFiSenseおよび、テクサーの3社は、ZETA通信規格を利用するクラウドタグ「ZETag」に向けたLSI「SC1330」を開発した。次世代規格「Advanced M-FSK」に対応している。 - ミュオンと中性子によるソフトエラーに明確な違い
ソシオネクストは、高エネルギー加速器研究機構、京都大学、大阪大学と協力し、宇宙線のミュオンおよび、中性子によって生じるソフトエラーは、その特徴が異なることを実験によって解明した。 - ソシオネクスト、長距離電力線通信で実証実験
ソシオネクストは、ミライトやMMD、ヌリテレコムと協力し、次世代長距離電力線通信に関する実証試験を行い、社会実装に向けて具体的な検討やシステム提案を行う。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.