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設立8年目のソシオネクスト、新規株式上場へ中期事業目標も公表

ソシオネクストは2022年9月6日、東京証券取引所から東京証券取引所プライム市場への新規株式上場が承認されたと発表した。上場日は2022年10月12日を予定している。

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 ソシオネクストは2022年9月6日、東京証券取引所から東京証券取引所プライム市場への新規株式上場が承認されたと発表した。上場日は2022年10月12日を予定している。

 ソシオネクストは2015年3月に富士通、パナソニック両社のシステムLSI設計開発部門を統合し製造設備を持たないファブレス形態のシステムLSI設計開発専業メーカーとして発足。設立当初から計画していた新規株式公開(IPO)が設立8年目で実現することになった。

 売り出す株式は、出資している日本政策投資銀行、富士通、パナソニック3社が所有する株式の一部、約1181万株。

2023年3月期業績は大幅な増収増益を予想

 ソシオネクストでは同日、2023年3月期業績予想と、中期事業目標も合わせて発表。2023年3月期連結業績予想は、2022年3月期実績の売上高1170億900万円、営業利益84億6300万円、経常利益90億5000万円、純利益74億8000万円に対し、売上高1700億円(前年比45.3%増)、営業利益170億円(同約2倍)、経常利益170億円(同87.8%増)、純利益130億円(同73.8%増)と、大幅な増収増益を見込んでいる。

 中期事業目標としては、連結売上高で「年間平均成長率10%台後半」、連結営業利益率として「10%前半〜半ば」とした。同社では「調査会社によると(主力の)カスタムSoC市場は半導体市場全体の成長を上回る拡大を続けていると予想され、2021年から2025年までの年間平均成長率は8.0%と見込まれている」とし、市場成長を上回る売り上げ成長でシェアを高める方針。同社は「2020年3月期からは、グローバルかつ大規模な案件を中心に年間2000億円相当の新規商談(商談獲得金額ベース)を獲得していて、中期的な成長が一定の確度をもって見込める状況になった」としている。

 ソシオネクストでは、主力のカスタムSoCの市場規模は2021年時点で170億米ドルで、このうち、自社製品にしかカスタムSoCを供給していないメーカー分を除くと市場規模は100億米ドルとし「当社グループは約8%、第2位のシェアになる」とみている。

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