連載
ゼロカーボンの実現に不可欠な自動車の電動化技術:福田昭のデバイス通信(409) 2022年度版実装技術ロードマップ(33)(1/2 ページ)
今回は第2章第5節の第3項(2.5.3)「電動化技術」の概要を紹介する。第3項は、6つのテーマで構成されている。
多岐にわたる電動化技術
電子情報技術産業協会(JEITA)が3年ぶりに実装技術ロードマップを更新し、「2022年度版 実装技術ロードマップ」(書籍)を2022年7月に発行した。本コラムではロードマップの策定を担当したJEITA Jisso技術ロードマップ専門委員会の協力を得て、ロードマップの概要を本コラムの第377回からシリーズで紹介している。
本シリーズの第30回から、第2章第5節(2.5)「モビリティー」の概要をご説明している。第2章第5節(2.5)「モビリティー」は、第1項(2.5.1)「はじめに」、第2項(2.5.2)「自動運転と遠隔操作」、第3項(2.5.3)「電動化技術」、第4項(2.5.4)「EMC・ノイズ対策」、第5項(2.5.5)「日本のモビリティー産業界への提言」で構成される。今回から第3項(2.5.3)「電動化技術」の内容を説明する。
第3項(2.5.3)「電動化技術」を構成する項目はかなり多い。「2.5.3.1 概要」「2.5.3.2 機電一体化」「2.5.3.3 インバータ構造の進化」「2.5.3.4 EV用インフラ(インフラストラクチャー)」「2.5.3.5 水素/e-Fuel」「2.5.3.6 航空機と空飛ぶクルマ」と多岐にわたる。
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