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「製造データが狙われている」、セキュリティ専門家が警鐘米国国防総省も懸念(2/2 ページ)

セキュリティの専門家が、多くの米国メーカーの電子機器の設計に関するデータが、適切に管理されずに世界中に拡散されている可能性が高いと警告している。

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設計/開発の遅れにもつながる

 厳密に管理することなく 設計データを共有することで引き起こされる危険性とは別に、正規の受領者とのデータ共有にまつわる不安や誤解から生じるもう一つの問題がある。そうした不安や誤解によって、MacroFabのような委託製造業者の仕事の見積もりや、設計関連のプロセスが遅れてしまうことだ。

 ドイツSiemens の製造/運用/管理ソリューションポートフォリオ「Opcenter」のコアビジネスディレクターを務めるOren Manor氏は、「Gerberのような恐らく50〜60年前のフォーマットを使用している人もいる。そうすることで、データを保護していると感じられるからだ。だが、これは完全な誤解だ」と述べている。

 プリント基板の標準規格になっているGerberフォーマットは、2014年に同フォーマットの開発者であるUcamcoによって廃止されたが、同社のウェブサイトによると、拡張Gerberはまだ有効だという。

【翻訳:滝本麻貴、編集:EE Times Japan】

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