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世界半導体市場が8カ月連続で回復、SIA:23年10月は前月比3.9%増
米国半導体工業会によると、2023年10月の世界半導体売上高は前月比3.9%増の466億米ドルで、同年3月から8カ月連続で前月比増を記録したという。
米国半導体工業会(SIA:Semiconductor Industry Association)は2023年12月4日(米国時間)、2023年10月の世界半導体売上高は前月比3.9%増の466億米ドルとなり、8カ月連続で回復したと発表した。なお、前年同月比では0.7%減となっている。
世界半導体市場は市場サイクルとマクロ経済の逆風から低迷が続き、2023年第1四半期(2023年1〜3月)の売上高は前四半期比8.8%減、前年同期比では21.3%減の1195億米ドルにまで落ち込んでいた。一方で、2023年3月以降、単月でみると前月を上回る回復を続けている。SIAの社長兼CEO(最高経営責任者)であるJohn Neuffer氏は「10月の世界半導体売上高は8カ月連続の増加となり、2023年末に向けて半導体需要に明確なプラスの勢いがあることを示している。2023年の売上高は前年比減となる見込みだが、世界半導体市場は2024年に力強く回復し、2桁成長を遂げると予想されている」とコメントしている。
2023年10月の世界半導体市場を地域別でみると中国が前月比6.1%増、アジア太平洋/その他が同4.9%増、米州が同2.9%増、日本が同0.6%増、欧州が同0.2%増と全ての地域でプラス成長となった。前年同月比では、欧州が6.6%増、アジア太平洋/その他が0.4%増となった一方、日本が3.1%減、中国が2.5%減、米州が1.6%減となった。
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