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民生機器向け低迷で23年度3Qは減収減益、ソシオネクスト:通期予想は上方修正(2/2 ページ)
ソシオネクストの2023年度第3四半期(2023年10〜12月)業績は、売上高が前年同期比6.1%減の527億円、営業利益は同47.3%増の93億円、純利益は同4.3%減の50億円で減収減益となった。
中国向けがけん引も、特需終了で比率は減少の見込み
2023年度第3四半期累計の地域別の同期間の売上構成比率は、中国が前年度通期の売上高構成比率から7ポイント増の40%。日本は同6ポイント減の38%、米国は同2ポイント減の14%となった。ソシオネクストの取締役兼執行役員常務の米山優氏は「中国向け製品が依然として多いが、中国におけるデータセンター/ネットワーク向けの特需が落ち着いたため、今後は減少していく見込みだ」と説明した。
2023年度第3四半期累計のNRE売上高構成比率では、米国向けが前年度通期の売上高構成比率から2ポイント増の47%、中国向けが同4ポイント減の17%、日本向けが同5ポイント減の21%だった。
3〜7nmが売上高の4割、NRE売上高の7割超に
プロセスノード別では、5nmや7nmなど先端プロセスへのシフトが進んでいる。2023年度第3四半期累計の売上高構成比率は、3〜7nmが前年度通期から8ポイント増の41%と4割を超えた。10〜16nmは前年から変化なく16%、20〜28nmは同1ポイント減の21%だ。
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