25周年の節目「CEATEC 2024」 AIに焦点の特別企画も:JAPAN MOBILITY SHOW BIZWEEK 2024も併催(2/2 ページ)
IT/エレクトロニクス領域の総合展示会「CEATEC 2024」が2024年10月15〜18日、幕張メッセで開催される。25回目の開催となる今回は、特別テーマとして「Innovation for All」を掲げ、AIに特化した特別企画などが予定されている。
AIに焦点を当てた特別企画も
CEATEC 2024のエリア構成は下図の通り。前回は幕張メッセの展示ホール4〜8を利用していたが、今回は規模を拡大し、JAPAN MOBILITY SHOW BIZWEEK 2024と合わせて展示ホール1〜8を全て利用する。CEATEC 2024単体ではうち6ホール強を利用する予定だという。
最も広い「General Exhibits」のエリアでは、Society 5.0の実現に向け、未来を見据えたテクノロジーや製品、ソリューション全般を展示する。
「グローバルパーク」では先進的な技術やビジネスアイデアを有する海外の企業/団体が国/地域ごとにパビリオンを設置する。初出展のラトビア投資開発公社のほか、在日米国大使館・総領事館商務部、カナダ・オンタリオ州政府、台湾情報セキュリティ協会、アラブ首長国連邦大使館、日欧産業協力センター、ウクライナが出展予定だ。
「ネクストジェネレーションパーク」は前回の「スタートアップ&ユニバーシティーエリア」が名前を変えたものだ。従来はスタートアップ企業と大学研究室のブースが集うエリアだったが、今回からは新たに企業内の新規事業開発部門も出展可能になった。
「パートナーズパーク」では、企業/団体単位でブース展示を行うのではなく、複数の企業/団体が独自テーマの元、「共創」の結果を展示する。100を超える企業/団体が参画予定だという。
そして、25周年特別企画のエリアとして「AI for All」が設置される。AI関連技術を手掛ける23の企業/団体が出展し、AIにフォーカスした最新技術やソリューションを発信する。CEATEC 2024全体でも、出展者の約半数がAI関連の展示を予定しているという。
200以上のカンファレンスも予定
ブース展示と並んで人気を集めるカンファレンスセッションは、AIやDX(デジタルトランスフォーメーション)、5G(第5世代移動通信)/6G(第6世代移動通信)をテーマに、200以上のプログラムで総勢300人以上の登壇を予定しているという。なお、カンファレンスの聴講には、一部プログラムを除いて事前の来場登録と聴講予約が必要だ。
CEATEC 2024の開催期間は2024年10月15〜18日、会場は幕張メッセ。一般公開時間は初日の15日のみ12〜17時、2日目以降は10〜17時だ。
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