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組み込み技術者向け「オンラインサロン」を開設課題解決につながる知恵を共有

組込みソフトウェア管理者・技術者育成研究会(SESSAME)は、組み込みソフト開発技術者を支援するためのオンラインサロン「組込み開発サロン」を設立、2024年10月8日よりサービスを始めた。

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オンラインコミュニケーションなど、3つのサービスを提供

 組込みソフトウェア管理者・技術者育成研究会(SESSAME)は、組み込みソフト開発技術者を支援するためのオンラインサロン「組込み開発サロン」を設立、2024年10月8日よりサービスを始めた。技術者不足が懸念される中で、個人やチームのスキルアップ、エンジニアリング手法の強化に向け、「さまざまな知恵を共有するための場所」を提供する。

「組込み開発サロン」のイメージ
[クリックで拡大] 出所:SESSAME

 SESSAMEは、組み込みシステムに関する教育事業や調査研究事業、普及啓発事業などを手掛けるNPO法人で、2004年9月に設立された。組み込みソフトウェアは機器の高機能化や高性能化により、その規模が年々膨大となっている。一方で、早期開発が求められるなど、技術者を取り巻く開発環境は大きく変わってきた。

 今回設立した組込み開発サロンは、開発現場で試行錯誤する技術者に対し、気軽に交流できる場所を提供する。これによってサロン会員は、開発に必要な「知恵」を共有でき、開発現場におけるさまざまな課題を効率よく解決することが可能となる。

 組込み開発サロンでは3つのサービスを提供する。「Slackベースのオンラインコミュニケーション」「組み込み開発の教材コンテンツなど共有」「イベントや動画などサロン限定のコンテンツ」である。

 Slackベースのオンラインコミュニケーションでは、開発現場で有効活用できる「価値ある情報の共有」を支援する。具体的には、開発ツールの活用方法だけでなく、設計やテスト、品質管理、ハードウェアやリアルタイムの制御手法など、幅広い知恵を共有できるという。

 組み込み開発用教材コンテンツの共有では、SESSAMEがこれまで開発してきた組み込みソフトウェア開発の教材が利用できる。現時点では6種類、合計約1000ページの教材を提供する。新人や若手エンジニアだけでなく、中堅エンジニアにも有効な知恵が含まれているという。

 イベントや動画などサロン限定のコンテンツとしては、組み込み開発に関するセミナー・講演会、ワークショップ、オリジナル動画コンテンツなどを用意した。参加者からも企画を募集し、順次拡充していくことにしている。

 オンラインサロンは、月額1000円(税別)のサブスクリプションで提供する。参加資格は設けていないが、組み込みソフトウェア開発に従事する技術者と管理者が対象となる。参加するには、「組込み開発サロン」のWEBサイトにある「サロン会員エントリー」から会員登録が必要となる。

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