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CoolSiCショットキーダイオード2000Vを発表:TO-247PLUS-4-HCCパッケージ採用
インフィニオン テクノロジーズは、耐圧2000Vの「CoolSiCショットキーダイオード2000V G5」を発表した。太陽光発電やEV充電など、DCリンク電圧が高い用途に向ける。
太陽光発電やEV充電など、DCリンク電圧が高い用途に対応
インフィニオン テクノロジーズは2024年10月、耐圧2000Vの「CoolSiCショットキーダイオード2000V G5」を発表した。太陽光発電やEV充電など、DCリンク電圧が高い用途に向ける。
新製品は、沿面距離が14mm、空間距離が5.4mmのTO-247PLUS-4-HCCパッケージを採用した。定格電流は最大80Aで、極めて高い電力密度を実現できる。これにより、応用機器を設計する技術者は、1200Vソリューションに比べ半分の部品数で、より高い電力レベルを実現できるという。
また、熱伝導率の改善や接続部の熱抵抗、接合部とケース間の熱インピーダンスを大幅に削減できる「.XT相互接合テクノロジー」を採用している。これにより、優れた熱管理が可能となる。さらに、HV-H3TRB信頼性試験で湿度に対する耐性が優れていることも実証した。
新製品は既に出荷を始めており、評価ボードも用意している。CoolSiCダイオード2000VのTO-247-2パッケージ品については2024年12月より供給を始める予定。
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