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TDKがマイクロアクチュエーター事業を譲渡 投資持株会社にスマホカメラ向けなど展開

TDKは2025年4月28日、マイクロアクチュエーター事業を、投資持株会社のQ Technology Investment(以下、QT Investment)に譲渡すると発表した。譲渡は2026年3月に完了予定だ。

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 TDKは2025年4月28日、マイクロアクチュエーター事業を投資持株会社のQ Technology Investment(以下、QT Investment)に譲渡すると発表した。同日にQT Investmentと枠組み契約を締結。譲渡は2026年3月に完了予定だ。

 TDKのマイクロアクチュエーター事業は、スマートフォンを始めさまざまな用途に使用されるカメラモジュールアクチュエーターの開発/設計/製造/販売を展開。これまで、独自のシミュレーションを用いた設計技術、アクチュエーター製造技術を組み合わせ、さまざまな最終製品で採用されてきたという。今回の事業譲渡の理由についてTDKは「近年、市場競争環境が激化し、同事業の持続可能な事業成長について検討を重ねた結果、新たなオーナーの下で事業を継続することが最適であるとの結論に至った」と説明している。

 QT Investmentは、主にインテリジェントビジョンシステム製品に投資を行ってきた投資持株会社だ。TDKは「グローバル市場で積極的に事業を拡大していて、本事業を成長させることのできる理想的なパートナーだ。同社は当社が構築した事業基盤をもとに、本事業を新たなステージへ引き上げてくれると確信している」と述べている。

 なお、この事業譲渡に伴うTDKの2026年3月期連結業績に与える影響は軽微だとしている。

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