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ルネサス、デジタライゼーション事業の持ち株会社を米国に新設へ:2026年第1四半期予定
ルネサス エレクトロニクスはソフトウェアおよびデジタライゼーション事業の持ち株会社として、米国に子会社を新設する。2026年第1四半期中に設立する予定で、社名や代表者氏名などは未定。
ルネサス エレクトロニクス(以下、ルネサス)は2025年7月25日、ソフトウェアおよびデジタライゼーション事業の持ち株会社として、米国に子会社を新設することを発表した。2026年第1四半期中に設立する予定で、社名や代表者氏名などは未定。資本金は1米ドル。
ルネサスは2024年8月に、プリント基板)設計ソフトウェアなどを手掛ける米Altiumの買収を完了。Altiumはルネサスの完全子会社となった。その後、2025年1月にはAltiumが、サプライチェーン管理ソリューションを手掛けるPart Analyticの買収を発表するなど、ソフトウェアやデジタライゼーションの取り組みを強化してきた。
今回発表した米国子会社は、これらソフトウェア/デジタライゼーション事業関連の子会社管理を担う目的で新設する。Altiumを含むソフトウェア/デジタライゼーション事業関連子会社の株式を、同新子会社に集約する計画だ。ルネサスによれば、子会社新設による連結業績への影響は軽微だという。
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