世界半導体市場は2025年6月も成長継続 日本は減少：米州、アジア太平洋市場がけん引

米国半導体工業会によると、2025年第2四半期（4〜6月）の世界半導体売上高は前四半期比7.8％増、前年同期比では約20％増の1797億米ドルになった。

[永山準，EE Times Japan]

　米国半導体工業会（SIA：Semiconductor Industry Association）は2025年8月4日（米国時間）、2025年第2四半期（4〜6月）の世界半導体売上高は前四半期比7.8％増、前年同期比では約20％増の1797億米ドルになったと発表した。

世界半導体市場の推移［クリックで拡大］ 出所：SIA（データ元：WSTS）

　2025年6月の世界半導体売上高が前年同月比19.6％増の599億米ドルで、前月比でも1.5％増となった。SIAの社長兼CEOであるJohn Neuffer氏は「2025年第2四半期の世界半導体市場は引き続き好調だ。前年同期比の成長は、米州やアジア太平洋における増加がけん引した。2025年後半にはグローバルで成長が見込まれている」とコメントしている。

　2025年6月の世界半導体市場を地域別でみるとアジア太平洋／その他が前年同月比34.2％増、米州が同24.1％増、中国が同13.1％増、欧州が同5.3％増と成長したが、日本は同2.9％減となった。前月比ではアジア太平洋／その他が5.8％増、中国が0.8％増だったが、日本が1.7％減、欧州が0.7％減、米州が0.2％減となった。