「CEATEC 2025」ことしも10万人超えへ 吉村知事が万博語るセッションも:「AX」など3つの企画エリアを用意(2/2 ページ)
IT/エレクトロニクス領域の総合展示会「CEATEC 2025」が2025年10月14〜17日、幕張メッセで開催される。より身近になったAIを幅広く紹介する「AX(AI Transformation)パーク」など、3つの企画エリアを用意する。
「AIトランスフォーメーション」など3つの企画エリア
CEATEC 2025ではさまざまな企業、団体が出展する「General Exhibits」に加え、「AX(AI Transformation)パーク」「パートナーズ&グローバルパーク」「ネクストジェネレーションパーク」という3つの企画エリアを用意する。
「AXパーク」には、企業から研究機関、スタートアップまで多様な出展者が集まり、AIの最新技術と社会実装の取り組みについて紹介する。AIがより生活に浸透し多面的な広がりを見せていることから、幅広さを持たせる意味で「AI Transformation」と銘打った、「ある意味ではCEATEC 2025のトピックになるもの」(鹿野氏)だという。
「パートナーズ&グローバルパーク」は、独自のテーマに基づき、複数の企業や団体および海外企業/団体が出展する。前回の「パートナーズパーク」「グローバルパーク」を統合した「国内外の共創の場」(鹿野氏)で、大阪・関西万博で忙しく参加を見送った国もあるものの、EU各国+5カ国が最先端技術などを紹介する。
「ネクストジェネレーションパーク」は、スタートアップや研究機関、企業内の新規事業開発部門などが出展するエリア。今回はトークステージの新設やマッチング支援企画も行い、「実際にビジネスにつながる場を提供する」(鹿野氏)という。
180以上のカンファレンスを実施、最終日には大阪府知事も登壇予定
カンファレンスも、AIや地方創生2.0、海洋デジタルトランスフォーメーション(DX)などの最新トレンドに関するものや、5G/6Gといった将来展望に関するものなど合計で180以上のプログラムを用意。4日目の10月17日には、大阪府知事の吉村洋文氏が大阪・関西万博の「万博レガシー」にまつわるセッションを行うことも発表された。
CEATEC 2025の開催期間は2025年10月14〜17日、会場は幕張メッセ。一般公開時間は全日とも10〜17時だ。
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