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半導体分野が伸びるトルンプ 25年6月期は減収も「日本が好調」家族経営の強みを生かす(2/2 ページ)

ドイツの板金加工機大手メーカーTRUMPFの日本法人であるトルンプは2025年10月29日、グローバルにおける2024〜25年度(2025年6月期日)業績ならびに事業戦略発表会を開催した。

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製造装置から電源まで、幅広く半導体業界をサポート

 トルンプのエレクトロニクス事業部長を務めるGabriel Kruse氏は「半導体製造には非常に多くのプロセスが存在するが、ウエハー製造からパッケージングまで、さまざまなところでTRUMPFの製品が使われている。さまざまなプロセスにおいて、顧客のニーズに合わせた製品を提供できるのが強みの1つだ」とする。

半導体製造プロセスを幅広くサポート
半導体製造プロセスを幅広くサポート[クリックで拡大]出所:トルンプ

 昨今のAI市場の発展について「エネルギー消費量が増え続け、このままではAIだけでほぼ全ての電気や水を消費することになる。省エネのことも考えなければいけない」(Kruse氏)とコメント。「TRUMPFではプラズマ電源も幅広いポートフォリオをそろえているため、製造装置から電源まで、顧客に合ったものを提供できる」とした。

 「ハードウェアだけでなく、必要なソフトウェアも提供している。さらに顧客の工場の近くに拠点を設けることで、緊密なサポートをできる。半導体業界においてプレーヤーとしての立ち位置を確立していて、場合によっては、TRUMPFの技術なしでは半導体を作れない、という状況になっている」(Kruse氏)

半導体業界における基盤の強さをアピール
半導体業界における基盤の強さをアピール[クリックで拡大]出所:トルンプ

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