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ArmとNVIDIAがAIコンピューティングで関係強化Neoverse全体がNVLink Fusionに対応

Armは、NVIDIAとの協力関係を拡大していく。NVIDIAの高速インターコネクト技術「NVLink Fusion」への対応を、ArmのITインフラストラクチャ向けプラットフォーム「Arm Neoverse」全体に拡大する。これにより、AIデータセンターにおいてArmプラットフォームの採用を一段と加速させる。

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最新のAMBA CHI C2Cで、シームレスなデータ転送が可能に

 Armは2025年11月、NVIDIAとの協力関係を拡大していくと発表した。NVIDIAの高速インターコネクト技術「NVLink Fusion」への対応を、ArmのITインフラストラクチャ向けプラットフォーム「Arm Neoverse」全体に拡大する。これにより、AIデータセンターにおいてArmプラットフォームの採用を一段と加速させる。

 AIデータセンターにおけるコンピューティングは、電力効率や拡張性などが課題となっている。こうした中で、AWSやGoogle、Microsoft、Oracle、Metaなど多くの大手プロバイダーが、Arm Neoverseを次世代AIデータセンターの演算プラットフォームとして採用しているという。

 そこでArmは、NVLink Fusionへの対応をArm Neoverse全体に拡張することにした。これにより、NVIDIA Grace Hopperおよび、Grace Blackwellプラットフォームと同等のパフォーマンスや帯域幅、効率を実現できるという。

 Armは、CPUとアクセラレーター間でコヒーレントかつ広帯域幅の接続を可能にする技術として「AMBA CHI C2C」を開発している。NVLink Fusionはこの技術との連動を考慮して構築されている。今回は、AMBA CHI C2Cの最新版プロトコルをArm Neoverseに採用したことで、NVLink FusionとのC2C互換を確保した。これによって、ArmベースCPUとアクセラレーター間で、シームレスなデータ転送が可能となる。

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