25年10月の世界半導体市場は前年比27.2％増、日本は5カ月連続マイナス：米州は59.6％増

米国半導体工業会によると、2025年10月の世界半導体売上高は前年同月比27.2％増の727億米ドルになった。地域別では日本は前月比では0.6％増だったものの、前年同月比では10.0％減と5カ月連続でマイナス成長になった。

[永山準，EE Times Japan]

　米国半導体工業会（SIA：Semiconductor Industry Association）は2025年12月4日（米国時間）、2025年10月の世界半導体売上高が前年同月比27.2％増の727億米ドルになったと発表した。前月比でも4.7％増だった。

世界半導体市場の推移［クリックで拡大］ 出所：SIA（データ元：WSTS）

　SIAの社長兼CEOであるJohn Neuffer氏は「2025年10月の世界半導体市場は前月を上回り、前年前四半期を大幅に超える成長を継続した。引き続き米州およびアジア太平洋向けの成長にけん引されている」とコメントしている。

　2025年10月の世界半導体市場を地域別でみると米州が59.6％増、アジア太平洋／その他が前年同月比24.8％増、中国が同18.5％増、欧州が同8.3％増と成長したが、日本のみ同10.0％減と、5カ月連続のマイナス成長になった。

　前月比ではアジア太平洋／その他が7.2％増、中国が4.4％増、米州が3.5％増、欧州が3.5％増、日本が0.6％増と全地域でプラス成長した。